ASDの家族を持つ人(の多く)は旅先の食事でも困ることが多いだろう。
ASDの彼らも困っているが、どうすればいいか答えは見いだせず、お互いシンドイ。

●夫は旅行するしないも訳がわからないが、旅行中の食事も同じく意味不明
旅行中の楽しみのひとつは知らない場所でなじみのないものを食べること、異文化体験。
夫やその家族ASDの方々は旅行中、「なんでも食べる」「任せる」と言い、店や食事選びを同行者に必ず委ね、知らない食べ物は高確率で口に合わない。
他人と旅行だと、すました顔で食べるのだが、家族だと露骨に口に合わないことを訴える。
●いくつか対策を考えてみた
①無視する。ブツブツ食事に文句言おうとも、自分で選ばない、決めない、のだから、知らんぷりを決め込む。
せっかくの旅行、ずっと雰囲気が悪く、食事がまずいのはお前のせい、この旅行のせい、この地域のせい、と振舞われるのは辛い。どうすれば相手は気分良く過ごせるかとか心を砕いてしまい、アタマがおかしくなる。私の場合、旅の一部が記憶喪失みたいになった。これでは旅行がお互い楽しめず台無し。とにかく心を強く持ち、無視、無視、無視、と頑なに貫くことができればやりすごせるのかも。
②そのASDの人の好きな非常食を用意して持っていく
赤ちゃんか?自分で食べるものも用意もしないのか?と思うが、想定できないのがASD。出発前は「なんでも食べる」と言い、旅先で料理が口に合わないことが想定できないから、こちらが気をきかせて用意するしかない。
③お留守番をしておいてもらう
うちは結局これになった。食べ物に限らず、国内外どちらも旅行は苦手(に見える)なので、平和的解決。
④何が何でもそのASDの人にお店を決めてもらう
夫を見ていると、何かを決めることが苦手で、どうしても決めなければならないとなると、驚くほど考えなしに短絡的に決める。「え、それでいいの?」というようなことが多い。でも自分で決めれば、同行者のせいになったりはしない。
ただし、スーパーなどで食べ物を買ってくるときも、ジュースやパンなど、お父さんのチョイスは謎すぎるよ!と子供に言われているのでレストランのチョイスも子供には不評かもしれない。
●旅行後の食事の感想
義母や義妹は旅行、特に海外で友人と食事する場合は黙って(自分は周りに気をつかってエライ、ツライと考えているらしい)、時には相づちを打ちながら食べ、帰国後お決まりの「まずかった」大連発。海外旅行は何を食べてもまずいらしく、「値段の高い店にいかなかったから」←(お店のせい)「日本ほどおいしいものがない」←(国や地域のせい)「誘われてしょうがなく行った店だから」←(同行者のせい)を帰国後言っている。
もっと言えば旅行そのものが楽しいように見えないから行くのをやめるのも一案だと思うが、その選択も自発的にしない。誘われたら、なんとなく行ってしまうようだ。

